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「よーしきょうもみんなにテガミかかないとな~。
なにかこっかな~。ワンダラのみんなのエかくかな~。
・・・・・・・・・・・・あ、あれ?! ない!!!!カミがない~~~~~~!!!??」
---どうやら持ってきた便箋と封筒を使い果たしてしまったようです。
ビッケは一人っ子なこともあり、
両親がどうしても連絡が無いと心配だということで
手紙を書くようにと手渡されたものでした。
森の中で育ったせいか、動物とはすぐに親しくなれるようで、
ビッケは遺跡の中で運んでくれそうな鳥やオオカミを見つけては
頼んで届けてもらっていたのです。
「・・・しょうがないや。これからはそのへんのクサにでもかいて
とどけてもらうことにすっかな!」
そういいながらビッケは歩き出しました。
・・・シャン シャン シャン
「?? おや?なんだろう。すずのオト・・・??」
ビッケは音がするほうへと駆けていきました。
しばらく行くと小さな袋がありました。
そばに寄っていって中を見てみると
何やらトナカイを模した服が入っていました。
「・・・・・・?」
しばらくぼーっと見ていると誰かに急に後ろから
ビッケは取り押さえられ、あれよあれよと言う間に
そのトナカイの服に着替えさせられていました。
「・・・・・??!なにがおこったの?!・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ こ、こんどはおいらのフクがない~~~~~~~~!!!!?」
-ビッケからの手紙-
とうちゃん かあちゃん じいちゃんげんきですか。
おいらはげんきです。
「ワンダラー」ていう ボウケンシャのあつまりに
おいらも いれてもらったよ!
そこのクニーていうにいちゃんに
「イイオンナ」っていうのを おしえてもらった!
かあちゃんはイイオンナか?
あと ジャファルていうおっちゃんがいるんだけど
じいちゃんをおもいだすんだ~。
シワシワじゃないのにな。
ビっけより
ビッケはいつものように手紙を書いて、
近くにいた鳥へ配達を頼みました。
しかし、どうやら配達の途中、鳥はウッカリ!
ビッケの手紙は家族のもとへは届かなかったよう。
(中の人が3日目の手紙を保存し忘れていたことは心にしまっておいてください・・・。)
-ビッケからの手紙-
とうちゃん かあちゃん じいちゃんげんきですか。
おいらはげんきです。
しまには いっぱいいろんなひとがいてさ
なんか どっかであったことあるひともいた!
でもしまについてから ちょっとねてたら
いつのまにか みんないなくなってた。
よくわかんないけど おいらがんばります。
おいしいおミやげ とってかえってくるかんね!
ビっけより