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「よーしきょうもみんなにテガミかかないとな~。
なにかこっかな~。ワンダラのみんなのエかくかな~。
・・・・・・・・・・・・あ、あれ?! ない!!!!カミがない~~~~~~!!!??」
---どうやら持ってきた便箋と封筒を使い果たしてしまったようです。
ビッケは一人っ子なこともあり、
両親がどうしても連絡が無いと心配だということで
手紙を書くようにと手渡されたものでした。
森の中で育ったせいか、動物とはすぐに親しくなれるようで、
ビッケは遺跡の中で運んでくれそうな鳥やオオカミを見つけては
頼んで届けてもらっていたのです。
「・・・しょうがないや。これからはそのへんのクサにでもかいて
とどけてもらうことにすっかな!」
そういいながらビッケは歩き出しました。
・・・シャン シャン シャン
「?? おや?なんだろう。すずのオト・・・??」
ビッケは音がするほうへと駆けていきました。
しばらく行くと小さな袋がありました。
そばに寄っていって中を見てみると
何やらトナカイを模した服が入っていました。
「・・・・・・?」
しばらくぼーっと見ていると誰かに急に後ろから
ビッケは取り押さえられ、あれよあれよと言う間に
そのトナカイの服に着替えさせられていました。
「・・・・・??!なにがおこったの?!・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ こ、こんどはおいらのフクがない~~~~~~~~!!!!?」