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「 探検6日目 」
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 「よーしきょうもみんなにテガミかかないとな~。
  なにかこっかな~。ワンダラのみんなのエかくかな~。 
  ・・・・・・・・・・・・あ、あれ?!  ない!!!!カミがない~~~~~~!!!??」

 ---どうやら持ってきた便箋と封筒を使い果たしてしまったようです。

 ビッケは一人っ子なこともあり、
 両親がどうしても連絡が無いと心配だということで
 手紙を書くようにと手渡されたものでした。

 森の中で育ったせいか、動物とはすぐに親しくなれるようで、
 ビッケは遺跡の中で運んでくれそうな鳥やオオカミを見つけては
 頼んで届けてもらっていたのです。

 「・・・しょうがないや。これからはそのへんのクサにでもかいて
  とどけてもらうことにすっかな!」
 そういいながらビッケは歩き出しました。

 ・・・シャン シャン シャン

 「?? おや?なんだろう。すずのオト・・・??」
 ビッケは音がするほうへと駆けていきました。

 しばらく行くと小さな袋がありました。

 そばに寄っていって中を見てみると
 何やらトナカイを模した服が入っていました。
 「・・・・・・?」
 しばらくぼーっと見ていると誰かに急に後ろから
 ビッケは取り押さえられ、あれよあれよと言う間に
 そのトナカイの服に着替えさせられていました。

 「・・・・・??!なにがおこったの?!・・・・ 
  ・・・・・・・・・・・・・・・ こ、こんどはおいらのフクがない~~~~~~~~!!!!?」

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