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太陽が一日の仕事を終え、沈みかけた頃
一羽の渡り鳥がビッケに一通の手紙を届けにきました。
とても見覚えのある、大きくて、ちょっとばかり汚い、懐かしい文字。
―父からの手紙―
ビッけぼうずよ ゲンキにしているか?父ちゃ ん だ。
おまえに手紙を書くことにした。イルにはナイショだ。
村には 14才になる時、旅に出るオキテがあるが
おまえは まだ小さいだろう。父ちゃんは 心配でならない。
この前、写真家の男とやらが 村に来てな、
家族のみんなのシャシンをとっていったんだ。
もらったので 手紙に添えておく。
少しでも おまえの勇気が出るといい。
辛くなったら いつでも帰ってこい
と いいたいところだが、わかるだろう?
おまえは男だ。強くなくちゃいかん。そうだろう?
強くなって帰ってこいよ
父ちゃんより
- ビッケからの手紙-
- ビッケからの手紙-
ビッケからの手紙
とうちゃん かあちゃん じいちゃんげんきですか
おいらはげんきです
かあちゃん手紙ありがとうありがとう
ハジメテ村いがいでアタラシイとしがはじまったね。
おいら みんなにちょっと あいたくなったなぁ。
でも、おいら島のナカマたちもだいすきだ。
それからね、おいらヨミカキへただから
もっとベンキョウすることにしたんだ。えらいでしょ。
キョウジュはいつも色んなことおしえてくれる。
とうちゃん「おでん」ってしってる?
ビっけより
今年初めてのお日様がのぼりかけた頃、ビッケに一通の手紙がとどきました。
-母からの手紙-
ビッケ いつも手紙みんなで楽しみにしています。
元気にしてる?
いつも言っているけど、怖いキを放ってる人にはきをつけなさいね。
おまえが旅に出てもう一週間以上たつわね。
相変わらずこっちでは父さんが時々おまえのことを
思い出して泣くのよ。おかしいでしょう。
じいちゃんは年始めの村のお祭りの事でてんてこまいよ。
そうそう、旅で出会った人たちとは仲良くね。
そこで、母さん考えたんだけど、
村のお祝い料理、みなさんにごちそうしたら?
ここにかんたんなレシピを書いておくから、後でやってみなさい。
まわりを見渡せばきっと食材がみつかるはずよ。がんばってね。
新しい一年 おまえにとって素晴しい年になりますよう。
みんなで帰りを待ってるからね。
母さんより。
ビッケは便箋と封筒を持ってた草で自分で作ってみることにしました。
「お! なかなかいけそう!そこのトリさん この手紙おねがいね。」
-ビッケからの手紙-
とうちゃん かあちゃん じいちゃん
このあいだはもらったカミがなくなっちゃって
テガミかけなかったんだ。
あ モコとはちゃんとあえたよ! もうコケとまちがわない!
このあいだね 「くりスマス」っていう
おまつりがあったんだ。 みんなアカとシロのふくきてるん。
おいらはトナカイだった! たのしかったなー。
むらにかえったらおしえてあげるね
ビっけより
と、何やらもう一枚紙が入っていました。
あ それからね ロジュたちがルシアスっていう
ツンツンミミのにいちゃんにアってね
おもしろいことがあるから おいらもおいでっていうから
いってみることにしたよ!
ルシアスのにいちゃんは ちょっとサケくさかったな・・・。
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