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たたかいの後、ビッケの後をついてくる一羽のカラスがいました。
彼は黒いフードをかぶっていて、顔をみせてくれません。
名前を聞いてもこたえてくれません。
「うん」か「ううん」しかわかりません。
それでもビッケは彼とともに行くことにしました。
「オオカミのタタンはどこへいった?
それは、おいらのともだちのクニーのところへさ。
だけど、クニーはそそっかしいから、タタンに逃げられてしまったんだ。」
ビッケは、一枚だけになった便箋を半分にちぎって、手紙を書きました。
ハラペコだったビッケを見かねて、ロジュがおいしい草をわたします。
「こういうのを、テンノタスケ、って言うんだってね!」