おせわになったひとたちをさがして ビッケは走りました。
ビッケのだいにしていた 村特産の木の実
すこしどんぐりの様な形をしていて、
その木の実は再会の象徴として よくビッケの村では使用されていました。
ビッケはその大事な木の実を渡すために イセキじゅうを ひとっぱしり。
みんなと また会えますよう。 楽しいタビがつづきますようにと
・・・・・・・・だけど ビッケは少し浮かない顔。
なぜかって?それは 一番に会いに行こうと探していたあの子に会えなかったから。
その頃 あの子は 穴に落っこちて ケガをしていたんだって
でもそれはまた 別のはなし。
ビッケは新たなタビがはじまるそのときに
一番に赤毛のあの子のもとへ 会いに行こうと 決めたんだ。
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